-
409 名前：('A`) 投稿日：2004/03/01(月) 03:59
-
｢何の用です、お父さん。｣
政府高官の父に呼び出された毒男は、数枚の見合い写真を見せられた。
｢毒男。この中から好きなのを選べ。｣
全てぶさいくででぶだった。
｢どういう事です？｣
｢この中の誰かと結婚しろ。私も立場上、お前が童貞では困る。｣
しばしの沈黙の後、毒男は言った。
｢お父さんの金や権力目当てで結婚するような人に、ろくな人は居ないでしょう。この話は無かった事に。｣
｢何？だがお前の顔では…｣
｢わかっています。でも、童貞だって生きてるんです。…僕はお父さんの始めた童貞狩りと戦います。｣
毒男はドアに手を掛けた。
｢さよなら…お父さん。｣
｢ま、待て！毒男…｣
扉は閉じた。これが、父と子の今生の別れだった。
-
411 名前：('A`)投稿日：2004/03/01(月) 07:53
-
>>409
「待てよ！兄貴。」
「ん？イケメン男か・・・俺はこの家出て行くからお前よろしくな。」
「かっこつけんじゃねーよ！本当は見合い相手が不細工だから嫌なんだろ？」
「ば・ばか！そんなんじゃねーよ！お・俺は・・・」
-
444 名前：イケメンスポーツ 3/2 日 8面 投稿日：2004/03/02(火) 23:55
-
>>409
超大物政治家「A」の息子は童貞!?
ある四大新聞社に勤める政治担当記者の話によると、とある現役の大臣である
「A」の一人息子が実は童貞らしい事がわかった。
その「A」の御曹子「D男」は、父親に似ず聡明で礼儀正しく、近所に住む
お年寄たちからはとても人気があり好かれているのだが、不幸な事(?)に
顔が父親にとても良く似ているそうだ。
「いくら性格が良くても、今の時代、あの顔では・・・」と前出の政治担当記者は語る。
しかもこの話はコレだけでは終わらない。
「つい最近、父親の進めている政策に異を唱え、自ら家を出たそうです。」
政治家が後援会廻りや党の会合などで家庭をおろそかにしていまい
子供が「グレる」というのは良く聞く話だがこの「D男」君、自らの信念を貫く為に
唯一の肉親とも別れる決意をするとはタダ物では無いようだ。
「D男様は海外に留学なされました。D男様は童貞ではございません。
他にお話しする事はございません。」
「A」の自宅で働く若いメイドは本誌インタビューにこう答えた。
はたしてD男君は自ら家を出たのか? そしてD男君の下半身事情はいかに。
-
489 名前：('A`) 投稿日：2004/03/12(金) 04:20
-
トンネルの途中で、ﾌﾞｻ男が座り込んだ。
｢毒男…俺はもうだめだ…俺を置いていけ。｣
｢何言ってるんだ！一緒に行こう！｣
ﾌﾞｻ男は、トンネルの入口を指差した。松明の灯りが見える。
｢…見ろ…ｲｹﾒﾝどもだ…もう嗅ぎつけてきやがった…俺はもう動けん。だが…お前が逃げる為の時間稼ぎなら…｣
｢…ﾌﾞｻ男…一緒に…｣
｢馬鹿野郎！犬死する気か！？家族がいるんだろう！お前が死んでどうする！両親や妹は！｣
しばしの沈黙の後、ﾌﾞｻ男は吐き出すように言った。
｢…お前は生きろ。頼む…俺の分まで…｣
｢ﾌﾞｻ男…すまん…！｣
毒男は走りだした。振り返りもせず。
走りながらﾌﾞｻ男との思い出が頭の中を流れていった。幼い日、近所の川で二人して溺れかけた事。好きな女の子に振られた毒男に付き合って、飲めもしない自棄酒を飲んでくれた事…。流れる涙を拭うのも忘れて走り続けた。
ﾌﾞｻ男もまた、ｷﾓｲと言われながらも健気に生きた毒男との日々を思い返していた。その中に、ﾓﾃないながらも唯一ﾌﾞｻ男と普通に会話してくれた毒男の妹の記憶もあった。
あの娘には幸せになってほしい。その為には、まだ毒男が必要だ。ﾌﾞｻ男は銃を手に取った。
ｲｹﾒﾝ達がトンネル内に侵入してくる…。
-
491 名前：('A`) 投稿日：2004/03/12(金) 16:18
-
>>489
ったく、やってらえねえぜ。
運動が出来て顔も良くて、地元のトップ高から有名大学へ進み、
大学でも女をとっかえひっかえの俺が、なんで身体能力が優れてるってだけで、
童貞追討軍にいれられなきゃなんねえんだ。もててても、頭がいいだけで運動ができない、
クズどもを差し向けりゃいいんだ。まあいい、逃げてるのはあと二人だけだ。
あいつらさえ血祭りにあげりゃ、晴れて退役、いい女がこぞって迎えてくれるんだ。
トンネルの中か、まさに袋の鼠だなｗ
トンネルの脇に立つ。中にグレネードぶちこめば、爆風でやつらは挽肉だｗ
あばよ、欠陥個体どもｗ
その兵士が、手榴弾を投げ込もうと手を伸ばした瞬間、彼の腕を一発の弾丸が、
粉々に打ち砕いた。そして手榴弾もともに跳ね飛ばされ、追討軍の集団の真上で爆発した。
追討軍兵士の中で、無事なものは一人も無く、生き残ったものも手足を切断したものが、
ほとんどだったという。
|
